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便利だが難しいRAIDの復旧

最近はよくRAIDという言葉をパソコン関係で目にすることがあります。

簡単に言うと、複数のハードディスクを使用して、あたかも1つのハードディスクのように運用する方式です。

それほど高くないハードディスクを複数組み合わせることで、記憶容量をアップし、データの保全性を高めると言う利点があります。

1つのハードディスクが故障しても、使用したまま故障部分のみを入れ替えデータも復旧出来るといった高度な運用も「場合によっては」可能になるわけです。


ただ、そんなRAIDですが、一度故障すると、1つのハードディスクを使用している場合よりも、復旧が面倒になりかねないという点も見逃せません。

さすがに良いことずくめというわけにはいかないのです。


■リビルドにより症状悪化の恐れがある

具体的に見てみると、ハードディスクが壊れた場合に推奨される「リビルド」と呼ばれるハードディスク全体の再構築が、場合によってはより状態を悪化させることがまず挙げられます。

本来であれば、RAIDの利点である複数台によるデータの補完関係を活かすためのはずが、データが本来の構成と全く別のモノになってしまうことで発生します。


原因として考えられることは、故障していなかった他のハードディスクの寿命自体も実は迫っていた場合などが挙げられます。

リビルド中に問題なかったハードディスクも故障してしまったらどうしようもありません。

特に同じぐらいの使用頻度のハードディスクが使用されていますので、故障時期が近接するということは、そう珍しくないわけです。


似たようなことに、ハードディスクの順番を入れ替えてしまったことや壊れたハードディスクの交換などで、自動的にリビルドが発生し、記述したリビルド特有の危険性の問題が顕在化するということもあります。

他にも、RAIDカードが故障した場合にも、RAIDカードのみ入れ替えようとして余計悪化させることもあります。


■構築できたからといって復旧も出来るとは限らない

いずれの場合にも、RAIDシステムの構築に比較して、復旧は非常に難しいということがその原因としてあるようです。

中途半端な知識が大失敗の元になるということは、パソコン関係以外にもよくあることですが、特に複雑なシステムで運用されているパソコンの場合には顕著だというわけです。


物理的なハードディスクの故障に論理的なシステムの問題が組み合わせることで、専門家でもない限り手に負えないだけでなく、あれこれいじって余計に悪化するというシャレにならない事態に陥りやすくなります。

おかしくなったらすぐにデータ復旧の専門家に復旧を依頼するというのがもっとも適切な処置になるわけです。


生兵法は怪我の元という言葉はRAIDにおいてもよく当てはまります。


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